レポート

すみゆめ活動レポート【15】ガムランやバロンに触れてみよう!楽器を奏でよう!

2016.11.20 | レポート

企画名ANAK ANAK すみだがわ ガムラン発表会&体験会
  • 団体名 : NPO法人TOPPINGEAST、VINYLSOYUZ LLC
  • 開催日 : 2016年11月20日 (日)
  • 会場 : 墨田区立二葉小学校 体育館 [東京都墨田区石原 2-1-5]

11月20日の日曜日に、墨田区立二葉小学校の体育館で「ANAK  ANAK すみだがわ」による、インドネシアのバリ島のガムラン演奏とバロンという獅子舞のダンスの発表会が開催されました。

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ガムランは大人数で合奏するため、音のスケールの大きさと神秘を感じました。バロンダンスは、スポットライトだけの空間の中、頭から布を被ってお面を持って歩くため、視界が悪く大変だったと思います。それでも音に合わせて動き回り、バロンのお面の上の歯と下の歯をカチカチ噛ませながら揺れ動いたり。バロンが本当に生きている様でした。

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「ANAK ANAKすみだがわ」は、参加する子供達を募集し、数回にわたる練習を行い、発表会で披露するプログラムです。今回の練習は、摂社若宮牛嶋神社 社務所で行っていました。牛嶋神社は、すみだがわの流域に位置し、過去にはそこで発表会を行ったこともあり、隅田川を拠点に活動を続けている「ANAK ANAKすみだがわ」にゆかり深い場所です。

練習の時には、ガムランの叩き方の指導や、音を間違えてしまう子供達も、あっという間に、ほぼ完璧な状態に!バロンは、お面の持ち方やバロンの歯の鳴らし方の指導と、登場のタイミングについて練習をしていました。練習を見ていると、子供達にはちょっと難しそうに見えましたが、子供達の豊かな感性と感覚で、すんなりとこなしていることに驚きました。

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発表会当日は、来場者の皆さんがガムランを体験する時間もありました。初めて見る楽器にみんな興味深々。どんな音が出るかを確かめ合ったり、知っている曲をガムランで鳴らしてみようとしていたり。メンバーから楽器の鳴らし方を教わったり。来場者も喜んでいました。

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ガムランは、インドネシアやマレーシアなどの東南アジアで普及している楽器です。語源は「ガムル」、叩くという意味です。インドネシアには、ジャワ島東部と西部のガムランとバリ島のガムランの3種類があります。(「ANAK ANAK すみだがわ」では主にバリ島のガムランを演奏しているそうです。)

ドレミファソラシドの西洋音階とは違い、沖縄音楽の音階に似たところがあります。演奏者の衣装も決まっていて、男性は頭に巻物、上着はジャケット、下は腰巻。腰巻は帯紐で留めます。女性も、上着、腰巻、帯紐です。今回の演奏会でも、奏者全員が着ていて、とても似合って素敵でした。楽器の種類は、全部揃えるとおよそ30種類ありますが、人数や演奏する曲により、使う楽器を調整します。演奏会で使用したのは約10種類でした。10の鍵盤を持つ鉄琴のような楽器は、ガンサ。低い音を出すベース音の役割がジェゴガン。その2種類がメインです。更に太鼓、ドラ、ミニシンバルがあります。バリ島のガムランは、舞踊と一緒に行うことが多いため、強弱がとっても激しく、スローテンポから突然アップテンポになります。アップテンポは、迫力があります。

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バロンは、森の良い気を表しています。本来は、魔女のランダと対になって登場しますが、どんなにランダに倒されても復活をする、永遠に戦い続けるという獅子なので、「災害を防ぐ力がある」、「祈りやお供え物の対象」と言われています。「ANAK ANAKすみだがわ」の発表では、バロンだけが登場します。

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ガムランの先生は、鳥居 誠さん。深川バロン倶楽部古音源復刻などをされ、ガムランとバロンを広める活動をしています。なぜインドネシアのガムランの活動をするに至ったかを尋ねてみました。ガムランを初めて聞いた時に、青銅の綺麗な音色と大人数で演奏するスケールの大きさ、雄大さに感動し、日本でもできないか、と思ったことがきっかけだそうです。楽器を少しずつ取り寄せ、手探りで始めてから、ANAKANAKすみだがわは今年で4年目の演奏会となりました。Anak Anak (アナッアナッ) は、インドネシア語で “子供達”の意味。子供達に音楽に触れてもらい、楽しんで欲しいという思いと、インドネシアで楽器を作る人(職人)も居なくなっている現状を受けて、奏者として職人として、継承していって欲しいという思いの込められた、素敵なグループ名です。
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「ANAK ANAKすみだがわ」の発表は、同じすみゆめの参加活動をしている「オルケスタ ナッジナッジ」の打楽器の演奏会と合同で開催されました。身近な物や(廃材など)から出来た、手作りの楽器です。パイプを繋げてみたり、2個の小瓶の裏同士をこすり合わせて鳴らしてみたり。思考を変えれば、様々な物が楽器になるのですね!演奏会では、選ばれた大人子供の数人がオーケストラに参加しました。指揮者の合図で音を奏でる姿。楽しそうでした。オーケストラではリズムに乗って色々な音を組み合わせることで更に躍動感が生まれます。

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これからも、墨田を舞台に活動が続けられ、子供達が音楽に出会い、育っていくことを願いつつ、次の演奏会を楽しみにしたいと思います。

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レポーター:小柳知子(こやなぎ ともこ)

子供の頃から食文化や伝統工芸に興味を持ち、それらに検定があることを知り、フードアナリスト、江戸東京野菜コンシェルジュ、地域観光特産士3級を取得。それをきっかけに江戸に興味を持ち、ゆかりの地や美術館などを日々巡っている。取材としては、日本伝統文化振興機構の文化レポーターやフードアナリスト、地域PRサポーターとして記事を書いている。☆墨田区は江戸東京野菜の“寺島ナス”があります。是非一度お試し下さい。

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