HOME / イベント情報 / アップデートアーキテクツ シンポジウム「巨人と市民の可能性」とパネル展

アップデートアーキテクツ シンポジウム「巨人と市民の可能性」とパネル展

企画名アップデートアーキテクツ シンポジウム「巨人と市民の可能性」とパネル展
団体名:アップデートアーキテクツ
開催日:2018年12月23日(日・祝)
    2018年12月24日(月・振休)
    2018年12月25日(火)
会 場:すみだリバーサイドホール ギャラリー(東京都墨田区吾妻橋1-23-20)

アップデートアーキテクツが掲げるテーマ「アートというソフトで公共建築を更新すること」を考察するシンポジウムとパネル及び映像展示を行います。

アップデートアーキテクツの活動は、墨田区にある生涯学習センター(ユートリヤ)内にあるプラネタリウムとして使われなくなったドームを使って、何かおもしろいことをしたいということを発端に始まりました。日本には公共施設として建てられ、プラネタリウムとしてしか使われていないドームが300以上あります。

昨年はアーティストたちが様々な実験をドームで行い、その成果を「アップデートアーキテクツ実験と成果展」としてドームで発表しました。その実験でもっとも効果のあった表現は、「巨人」をドームにプロジェクションすることでした。 そこで、「巨人」に目をつけ、ドームに集まる観客=「市民」とそこに現れる「巨人」とをテーマにした「巨人と市民」プロジェクトを今年9月ユートリヤのドームで行いました。内容は「巨人と体操」「巨人とヨガ」「光速の巨人と茶会」ほか様々な巨人をモチーフとしたプログラムを行いました。その成果からプラネタリウムドームの新しいあり方を今一度検証し、さらに、そのほかの公共建築での展開や可能性を考えていきます。

アップデートアーキテクツはアートの柔軟性によって、プラネタリウム以外にも公共建築の空間をアップデートさせたいと思っています。近年各地でアートプロジェクトが多く行われていますが、ソフトの持つ柔軟性があるからこそ、この動きはどんどん大きく一般的になっているのだと思います。我々の出発点であるプラネタリウムを発端に、ドームのある生涯学習センター(ユートリヤ)という公共建築や、更に墨田区という街にまで広げて、街にあつまる市民、それをまとめる行政そしてその関係の中からこそ生まれるアートと空間のあり方を探ることができたらと思います。



展示
12/23-25の三日間、巨人と市民プロジェクトや公共建築のあり方を考察するパネル展示および映像投影展示を墨田区役所1階のすみだリバーサイドホールギャラリーで行います。パネル展示だけでなく、ギャラリーの壁面壁と天井3面に投影し、立体的に見える巨人の映像を上映します。

映像上映作品:「巨人と体操」「巨人とヨガ」「光速の巨人と茶会」「フラッシュ」「テストパイロット」「ドームの穴」「怪獣と仏像」



シンポジウム
1225日アップデートアーキテクツのメンバーやゲストを招いてシンポジウムを行います。「巨人の表現の可能性」「公共建築更新する可能性」「アートプロジェクトと公共建築の関係性」をテーマに14時から20時まで行います。

司会:北川貴好(美術家)
登壇者(アップデートアーキテクツメンバー):飯田将茂(映像作家)、後藤大輝(催事制作者)、オカザキ恭和(ダンスパフォーマー)、黒川五郎(茶道家、フィロソファ)、金子千裕(写真家)、吉川晃司(建築家)ほか
ゲスト登壇者: 長谷川逸子(建築家(墨田区生涯学習センターユートリヤ設計))、青木彬(キュレーター)、三田大介(プランナー)ほか



■1225日(火)シンポジウムの内容
1 巨人の表現の可能性 (14:00-16:30)
太古から現代までの様々な巨人の表現があり、そのことを踏まえつつ今回行った巨人の表現を考察します。その中には身体と空間の可能性も含まれます。

一部前半(14:00-15: 15)は、「超光速の巨人と茶会」を通じて、茶室という極小空間、から宇宙とつながることを語っていきます。科学的な視点、哲学的な視点、街を見る視点とが交差していきます。

(登壇:後藤大輝(催事制作者)、黒川五郎(茶道家、フィロソファ)、金子千裕(写真家))

一部後半(15:30-16:30)は、みんなで巨人とともにヨガを行ってから、ドームでの巨人と観客との関係性を考え、その表現のあり方を検証し、第一部の前半のメンバーと共にディスカッションを行います。
登壇:飯田将茂(映像作家)、オカザキ恭和(ダンスパフォーマー)



2 公共建築更新する可能性(17:00-18:30)
プラネタリウム以外の公共建築をアップデートさせる可能性を探ること。ドームのある墨田区生涯学習センターの現状を再認識することから、公共建築のアップデートのあり方を探ります。後半は、墨田区の公共空間をピックアップしていきながら、新しいアップデートのあるべき姿の可能性を探っていきます。
登壇:長谷川逸子(建築家(墨田区生涯学習センターユートリヤ設計))、三田大介(プランナー)、後藤大輝(催事制作者)ほか


3 アートプロジェクトにおける公共建築の新しい使い方の可能性(18:45-19:45)
アートプロジェクトで公共建築や公共空間を面白く使っていた事例があります。それを考察します。過去の様々な事例からいろいろ探ることができるでしょう。
登壇:吉川晃司(建築家)、青木彬(キュレーター)


4 オープンディスカッション(19:45-20:15)

  • 0
  • 0
    Twitter