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Culture Dish ①摂取 柴田祐輔 「大衆割烹 代替屋」

柴田祐輔《ニュー本場》2023.3.12 ya-gins(前橋)
企画名Culture Dish
団体名:一般社団法人Token
開催日:2023年12月3日(日) 
第1回12:00〜14:00(集合11:50)
第2回17:00〜19:00(集合16:50)
第3回19:30〜21:30(集合19:20)
会 場:やひろ食堂(墨田区八広2-45-10/京成押上線京成曳舟駅より徒歩10分)

下町ハイボールをご存知でしょうか?「ウイスキーハイボール」が高価だった時代に下町庶民のために生み出されたドリンクで、安い焼酎をいかに美味しく飲めるかという視点で作られ、大衆に受け入れられていきました。それらはウイスキーハイボールが手軽に飲めるようになった現在でも単なる廉価品や偽物としてではなく自立したオリジナルの飲み物として好んで飲まれています。このように下町には、当初は模倣して造られた「代替」品が、本物とは全く別の潮流をつくり、大衆化していくような文化があるように思います。アーティスト・柴田祐輔さんは「代替」を手がかりに、来場者の方が食べられる作品を提供する「大衆割烹 代替屋」を1日限りでオープンします。今回はコース料理のみ承ります。

参加費

3000円(要事前決済・先着順・定員に達し次第終了)
※上記はコース料理代金であり、お飲み物は別途料金を頂戴いたします。現地にてご注文、お支払いをお願いします。アルコール、ノンアルコール飲料いずれもご用意します。

定員

各回10名(計30名)

予約方法

予約サイトよりチケットをご購入ください。
https://token-artcenter.stores.jp/
※チケット枚数はお1人様につき4枚までとさせていただきます。
※チケット購入後、アレルギーの有無等について確認依頼メールをお送りいたしますので、必ずご回答をお願いいたします。

柴田 祐輔 Yusuke Shibata
アーティスト。1980年福岡県生まれ。2007年武蔵野美術大学大学院美術専攻版画コース修了。現実世界の曖昧さや不確かさに着目し、映像・写真・オブジェなど様々なメディアを使ったインスタレーションを国内外で発表。2019年には東南アジア6カ国でビデオに関するリサーチを行った。近年には、2023年『ニュー本場』(ya-gins/群馬)、2022年『指入鮨』(フィンガーインザスープ/東京)など、食に関係するプロジェクトを行なっている。近年の展覧会として、2022年『中村・柴田のマジックショー 開催中止』(Art Center Ongoing/東京)、2022年『芸術激流』(多摩川/東京)、2020年『プロモーション、世界!』(Art Center Ongoing/東京)など。http://yusukeshibata.com

主催

一般社団法人Token

問い合わせ

info@token-artcenter.com

WEB

https://token-artcenter.com/pr/culturedish

Culture Dishとは

Culture Dishは、食を通して街を、あるいは街を通して食を見るプロジェクトです。食のプロセス:「摂取」、「消化」、「排泄」にテーマを分け、それぞれアーティスト・柴田祐輔、茶文化コミュニティ・茶酔、糞土師・伊沢正名による体験型のパフォーマンス、レクチャー、フィールドワークをすみだの街中で展開します。

食物を摂取することの直接の目的は、生物学的なことであって、食物は身体エネルギーとなり必要な栄養素を補うものだということは容易にわかる。しかし同時に、現実の食物摂取行動が、社会的、宗教的、生物的刺激と文化的刺激の両方に対する反応として、また食事を、生物的欲求と社会的欲求の両面を満たすものとして認識することは、必然的に栄養に関する研究が、すぐれて生文化的な課題であるということを示すものである。
出典:「食と栄養の文化人類学 ヒトは何故それを食べるか」(中央法規出版株式会社)Paul Fieldhouse著、和仁皓明訳

グローバル化の中で、巨視的にはどこもコピペしたような風景が広がる東京でも、仔細に見入ればエリアによって固有の文化が息づいていることに気づきます。例えば食べ物では、隅田川沿い下町エリアの居酒屋に入れば「キイロ」なるアルコール飲料が地元常連の間で盛んに飲まれているし、江戸時代に脂が多くて客には出せなかったマグロのトロを食べる方法として開発された江戸庶民の味・ねぎま鍋や、当時一帯が海だった江東区のあたりでよく採れたアサリと白米を炊き込んだ深川めしなんかもよく供されている。

これらの料理が生まれ、普及し、目の前の皿の上に乗るまでの背景には、街の文化、歴史、風土、そして人々の精神性が疑いなく存在しています。だから、私たちはその料理を通して丸ごと街とその文化を食べているとは言えないでしょうか。文化が食を規定する一方で、食もまた私たちの身体と意識、そしてその延長にある街とその文化を変容させます。食と文化は関係しながら変化し合っているのです。

本企画では、食のプロセス:摂取すること、消化すること、排泄すること をすみだ周辺の街やその文化の関連において考え、アーティストらによる体に直に働きかける少し変わった形式による発表を行います。これらの作品や活動を通じて、生を支える「食」と「街」を私たち自身の手で耕し=colere(cultureの語源)、生きていることを実感する機会となればと思います。

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